九州北西部に位置する佐賀県は、九州の高速道路、鉄道がクロスする中枢に位置しており、抜群の利便性を誇ります。また、空港・港湾機能も充実し、アジアを見据えたビジネス展開も可能です。
高速道路
九州を南北に貫く九州自動車道と、東西に走る長崎・大分自動車道のクロスポイント「鳥栖ジャンクション」を有し、 福岡県、熊本県は1時間圏内、 九州全域そして中国地方までは3時間圏内で移動できます。
現在、佐賀県北西部と福岡市を結ぶ西九州自動車道も整備が進んでおり、今後、さらなる利便性の向上が期待できます。
佐賀県内から九州各都市までの所要時間
※一部、高速道路・有料道路利用。交通事情により多少異なります。
鉄道
佐賀駅から博多駅まで特急で34分。また、2011年3月の九州新幹線鹿児島ルートの開業により、本州及び九州内の主要都市への移動時間が大幅に短縮されました。さらに、2022年9月23日には西九州新幹線の開業により西九州地域への移動もさらにスムーズになります。
九州の鉄道輸送の拠点・鳥栖貨物ターミナル駅は、鳥栖ジャンクションに近く、大型コンテナの取扱も可能なため、多様な物流ニーズにも対応できます。
新幹線
|
新鳥栖駅 |
博多駅 |
12分 |
熊本駅 |
23分 |
鹿児島中央駅 |
1時間11分 |
広島駅 |
1時間17分 |
岡山駅 |
1時間56分 |
新大阪駅 |
2時間47分 |
名古屋駅 |
3時間38分 |
在来線(最速)
|
佐賀駅 |
博多駅(特急利用) |
34分 |
長崎駅(特急利用) |
71分 |
唐津駅 |
64分 |
新鳥栖駅
山陽・九州直通新幹線「さくら」が全便停車し、九州内外の各地へスムーズにアクセス、新鳥栖駅からレンタカーを利用する場合も、鳥栖ジャンクションまで10分でアクセスできるので、九州各地へ容易に移動できます。
また、24時間300円の格安パーク&ライド駐車場(約600台)も大変便利です。
空港
北部九州の中心に位置した九州佐賀国際空港は、佐賀市中心部から車で約25分の位置にあり、福岡県南西部からのアクセスにも優れています。
羽田便(ANA)は1日5往復、成田便(SPRING JAPAN)は1日1往復運航されている他、上海便(春秋航空)、西安便(春秋航空)、ソウル便(ティーウェイ航空)、台北便(タイガーエア台湾)も運航。また、県内各地からは九州佐賀国際空港に加え、福岡空港、長崎空港へも短時間でアクセスでき、ビジネスシーンに合わせ3空港を使い分けることができます。
県内各地から空港までの所要時間
※一部、高速道路・有料道路利用。交通事情により多少異なります。
九州佐賀国際空港から各都市への所要時間
羽田 |
1時間35分 |
成田 |
1時間45分 |
上海 |
1時間45分 |
ソウル |
1時間25分 |
プサン |
50分 |
台北 |
2時間25分 |
港湾
伊万里港国際コンテナターミナル
(2011年「日本海側拠点港(国際海上コンテナ)」選定)
伊万里港国際コンテナターミナルでは、韓国・釜山港、中国・大連港、青島港、上海港などからの定期航路が運航しており、24時間対応、土曜・日曜荷役など質の高いポートサービスを提供しています。また、2015年10月から伊万里港と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路が開設され、伊万里港から新たに神戸港を経由した世界中への輸送が可能となりました。
伊万里港の概要はこちら(佐賀県伊万里港振興会のサイト)
伊万里港の特徴
- 安価な物流コスト、輸出コンテナ助成金
- 東アジアに近く、九州主要都市へスピーディにアクセス
- 国際コンテナ定期航路 5航路週8便(天津・大連・青島航路、上海・寧波航路、釜山・上海・寧波航路、釡山航路(週4便)、国際フィーダー航路)
港湾施設
岸壁 |
延長260m(水深-13m) |
延長190m(水深-9m) |
エプロン |
190m+260m |
ターミナル総面積 |
約7.7ha |
蔵置能力 |
約3,000TEU |
冷凍プラグ |
440V 54個 |
冷蔵庫 |
民間企業2社にて保有
収容能力20,000t(うち保税2,000t) |
荷役クレーン |
ガントリークレーン(定格荷重35.6t) |
ジブクレーン(定格荷重34t) |
荷役機械 |
トランスファークレーン3台 |
18tフォークリフト1台 |
Container Freight Station(CFS) |
1,013平方メートル |
一般倉庫 |
民間企業1社にて保有56,776平方メートル |
燻蒸施設 |
臭化メチル 青酸ガス
1棟225㎥(うち容積507平方メートル) |
唐津港国際ふ頭
(2011年「拠点化形成促進港」選定)
妙見ふ頭
最大3万トン級の大型貨物船も接岸可能なバースと広大なヤードを兼ね備え、移動式ハーバークレーン(定格荷重51.6t)が常駐していて、大型貨物の荷役が可能です。
東港ふ頭
2016年4月から耐震強化岸壁の暫定供用を開始しました。
唐津港の概要はこちら(唐津港湾事務所のサイト)
唐津港の特徴
- 大型船も接岸可能なバース・広大なヤード
- 大型荷役の取扱可能
- 移動式上屋、燻蒸倉庫、低温倉庫配備
港湾施設
岸壁 |
延長260m(水深-12m) |
上屋 |
2,000平方メートル、1,440平方メートル(移動式) |
倉庫 |
3,900平方メートル |
燻蒸施設 |
500平方メートル 1棟(上屋内) |
保税地域 |
56,000平方メートル |
野積場・荷さばき他 |
51,000平方メートル |
給水施設 |
2ヶ所 |
給油施設 |
給油船あり |
冷凍プラグ |
10個 |
荷役機械 |
移動式ハーバークレーン(定格荷重51.6t)
クローラーレーン(200t)ストラドキャリア
フォークリフト(13t~1t) |
冷凍冷蔵倉庫 |
収容能力48,000t(民間企業にて保有) |